今日は本当は映画評も考えたんですけど、今、巷でこの曲が洗脳しそうな勢いで流れているので(笑)、このことについて話しましょう.
実は、僕の住んでるブラジルから、何以来かわからないくらいの、久々の大ヒットが出そうなんです。現にこの曲、南米諸国とイタリア、スペイン、ポルトガルなど12カ国のitunesチャートで現在1位です。
そう言うと、文化的にも聞こえるかもしれないんですが、残念ながら、これがあんまりカッコよいものではないんだよなあ〜。
ちなみに歌ってるのはこういう人です。
このミシェル・テローという人。この人は、僕が以前から何度か言っている"ブラジル版カントリー"のセルタネージャというジャンルのシンガーな� ��ですね。このセルタネージャが実は今ブラジルではダントツに人気のある音楽なんですね。何年か前までこのジャンルは"男性2人組"という形式で歌われるのが基本だったのですが、昨年あたりからアイドル性の強い若手のソロシンガーが続々登場して、それも手伝って今若い子たちにも人気の音楽になりつつありますね。
怖い画像への結果の失神
このミシェル・テローも、そうしたアイドル・セルタネージャ(というより日本の、女の子の追っかけのファンがついてる2枚目半のお笑いスターのノリの方が近いかな、彼の場合)のひとりなんですが、まあ、まずはその曲、「Ai Se Eu Te Pego」を聴いていただきましょうか。
はい(笑)。これですね。この曲は、「もし、僕がキミをゲットすることが出来たなら」という意味の曲で、いわば高嶺の花の女の子に下手にアタックするタイプの曲なんですけど、曲調でなんとなく伝わると思うんですけど、そのシャイかつお調子ものっぽい口説きが可愛く映っちゃったんでしょうね。この上の動画を見ていただけるとなんとなくおわかりかと思うのですが、彼と、母性本能を掴まれたと思しき観客の女の子たちが、振り付けでコミュニケーションしてますよね。
そう。
この振り付けが曲以上に一人歩きをしてしまったのです!
この踊りが決定的に伝わった瞬間がこれでした。
アンジェリーナ·ジョリー - 自傷
なんとレアル・マドリッドのクリスチアーノ・ロナウドが、リーガ・エスパニョーラのTV中継された試合で、ゴールを決めた瞬間にこの曲の踊りを披露したところ「今のは一体何?!」ということになり、youtubeを中心に広がってしまったのです。
今では
こんな風にダンス・レッスンの一貫になったのはもちろんのこと
クリスチアーノ・ロナウドに負けじと、ブラジル・サッカーを代表してネイマールも踊り
遂にはイスラエルの若者たちもが戦車の前で「愛と平和のメッセージ」とばかりに(笑)、この曲で踊るのでした。
十代はしゃがんで咳を余儀なくされ
こういうことが重なった結果、なんと一番上にあげたミシェル自身のオフィシャルのヴィデオ・クリップのアクセス数が、近日中に1億アクセスを記録しそうな勢いです(笑)。
いや〜、世の中、本当に何が起こるかわかったもんじゃありません。僕の周囲だと、この曲について話す時にみんな笑い出すんですが(笑)、まあ、いくらギャグのネタ的要素が強いとは言え、ここまで多くの人が同時にハッピーになるんなら、それはそれで良いことだと思います。
で、この曲ですが、英語版リリースの話があります。いや、というか、勝手に進行してしまっています(笑)。
こんな風に、誰も頼んだわけでもないのに、勝手に英語ヴァージョンが出来てひとりあるきしています(笑)。タイトルは「Oh,If I Can Get You」。これ、今の勢いだと、この人たちの歌詞を借用する形で英語ヴァージョン出ますね。そうなったらおそらく、ヨーロッパの南の方から北上して行って、もしイギリスで火がついたらアメリカでもヒット狙いに行くでしょうね。
こういうの何以来なのかな?「マカレナ」?こうなったら、そこまで行って欲しいですね。中途半端にラス・ケチャップスぐらいで終わらないで欲しいです(笑)。ただ、いずれにしてもこれは超巨大な一発屋で終わるんだろうなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿